Marketing Cloud Next とは?製品の全体像と役割を理解しよう
公開日 : 2026.08.12
目次
この記事で学べること
- マーケティングオートメーション(MA)の本来の目的
- Marketing Cloud Next が持つ3つの強み(AI・データ・基盤)
- 混在しがちな「3つの名称(Next / Edition / on Core)」の整理
この記事のゴール
- Marketing Cloud Nextの全体像を把握し、導入に向けた共通認識を持てるようになる
マーケティングオートメーション(MA)の本来の目的とは
「MAツールを導入したから、とにかくメールをたくさん送ろう」――これは、メールマーケティングの初学者が最も陥りがちな罠です。
Marketing Cloud NextをはじめとするMAツールの本来の目的は、単なるメールの一斉配信(メルマガ配信)ではありません。真の目的は、「一人ひとりの顧客(個客)と良好な関係性を築くこと(エンゲージメントの向上)」にあります。
- 適切なタイミングで: 顧客が自社の商品やサービスに関心を持った瞬間に
- 適切なメッセージを: 顧客の悩みや興味に合わせた内容を
- 適切なチャネルで: メールやSMSなど、顧客がよく使う方法で届ける
これを自動化(オートメーション)し、自社のファンを増やしていくためのソリューションがMAです。
Marketing Cloud Next がもたらす「3つの革新」
これまでのMarketing Cloudと、Marketing Cloud Nextは何が違うのでしょうか? 進化したポイントを「AI」「データ」「盤石な基盤」の3つの軸(3つの革新)で見ていきましょう。
① 【AI】あらゆる場面で「いろんなAI」をフル活用
Marketing Cloud Nextでは、Salesforceの先進的なAI(Agentforce)がマーケターの頼れる相棒として機能します。
- キャンペーンの自動作成: 「こういう施策をやりたい」とAIに指示するだけで、大まかなシナリオを自動提案。
- コンテンツの生成アシスト: メールの件名や本文、画像などをAIがその場で作成・提案してくれるため、作成にかかる時間を大幅に短縮。
- 最適なタイミングの予測: 顧客一人ひとりが「最もメールを開きやすい曜日や時間帯」をAIが分析し、自動で配信タイミングを最適化。
② 【データ】Data 360のデータをフル活用した強力なターゲティング
製品の土台には、Salesforceのデータ基盤である「Data 360」が組み込まれています。 Webサイトの閲覧履歴、過去の購買データ、商談のステータスなど、あらゆる顧客接点データを一つに集約。
同期の待ち時間(タイムラグ)なく、「今まさに興味を持っている旬な顧客」を瞬時にセグメント(配信対象)として切り出し、アプローチすることができます。
③ 【基盤】Salesforce(Core)に深く組み込まれている安心感
従来のMarketing Cloudは、Salesforce(CRM)とは別のシステムだったため、データの連携設定が複雑でした。 Marketing Cloud Nextは、Salesforce本体(Coreプラットフォーム)の上に直接組み込まれているため、営業やカスタマーサポートが見ている最新の顧客データを、マーケターが「データの壁」なくリアルタイムに活用できます。
また、Salesforceおなじみの「フロー(Flow)」やレポートと同じ操作感で使えるため、新しい画面をゼロから覚える負担が少ないのも大きな特徴です。
混在しがちな製品名称について
Salesforceの公式情報、過去の資料、あるいは管理画面の一部において、複数の類似した名称(Growth / Advanced Edition、Marketing Cloud on Coreなど)が使われているケースがあります。
これらは開発時期やコンセプトの切り口によって一時的に使い分けられていた呼称ですが、現在は「Marketing Cloud Next」という正式名称に統一されています。

💡 実務におけるポイント
マニュアルや今後のコミュニケーションにおいては、「Marketing Cloud Next」に統一して進めていただくことで、混乱を防ぐことができます。本ガイドブックでも、以降はすべて「Marketing Cloud Next」の表記で統一して解説します。
本ガイドのゴール:「最初の1通」を確実に届ける
Marketing Cloud Nextには、AI(Agentforce)によるコンテンツ生成や、複雑な自動化シナリオなど、非常に多くの高度な機能が備わっています。
しかし、最初からすべてを使いこなそうとする必要はありません。
本ガイドのゴールは、一歩ずつステップを踏みながら「最初のメールを1通、ターゲットに確実に届ける」ことです。
まずは配信の全体流れを体験し、成功体験を積むことが活用への最短ルートです。基本の「1通」が送れれば、それを2通、3通とつなげていくことで、ステップアップしていくことができます。
次のステップへ進みましょう!
製品の全体像がイメージできたら、次は環境を整えるステップです。
システム管理者の方向けの初期設定手順を確認していきましょう。
公開日 : 2026.08.12
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活用6ステップ
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STEP1. はじめに
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STEP2. 初期設定
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STEP3. データ準備
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STEP4. 施策定義
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STEP5. 配信実行
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STEP6. 効果測定