Agentforce Coworker 利用ガイド
公開日 : 2026.08.24
2025 年 10 月 14 日以降、Data Cloud は Data 360 にブランド変更されました。
この記事で学べること
- Agentforce Coworker の概要
- Agentforce Coworker の主な活用例(ユースケース)
- 設定の流れと参照できるデータソース
- クレジット消費や考慮事項
Agentforce Coworkerとは
Agentforce Coworker は Salesforce の CRM データや社内のあらゆる関連データを活用し、ユーザーと対話しながら自律的に業務を進めてくれる AI エージェントです。
従来のグローバル検索は入力したキーワードに一致するレコードを一覧表示するものでした。これに対し Agentforce Coworker は、Salesforce 内の取引先・商談・ケースなどのデータや、接続された外部ソース(Data 360 、 Slack 、 Google ドライブなど)を理解し、自然言語での質問に対して要約・分析・次のアクションの提案などを会話形式で行ってくれます。

具体的な動作は、Agentforce Coworker をデモを交えながら紹介をしている 動画 | 今日から使う Agentforce Coworker 活用ガイドをご覧ください。
主な活用例
- 商談・訪問前の事前準備: 「次回の取引先訪問前に知っておくべきことは?」と尋ねるだけで、直近の商談進捗・オープン中のサポートケース・活動履歴などの取引先に紐付く情報をまとめて要約し提示します。また、「アポイント取得のメールを作成して」と指示を出すとアポイント調整のドラフトメールを作成します。
- 商談状況の把握: 「今週対応が必要な商談は?」と検索し、更新が停滞している商談や受注日が近い商談をピックアップします。「優先度が高い商談の対応方法を教えて」と尋ねると商談ごとにアプローチ方法や、やるべきことの示唆を与えてくれます。
- 社内知識の集約: CRM データだけでなく、関連する Slack のやり取りや添付ドキュメントから情報を引き出して回答します。外部システムとの連携により CRM や Slack 以外のデータを元にした回答が可能です。
- Agent のオーケストレーション: 専門分野ごとの複数の AI Agent を束ね、ユーザの質問に合った最適な AI Agent を呼び出し、同じ会話の中で連携を行うことで一連の業務プロセスを自動で完結します。
設定の概要
Agentforce Coworker は、わずか数分で稼働を開始できるシンプルで自動化されたセットアップが特徴です。
- Agentforce Coworker の有効化
- ユーザーに Coworker へのアクセス権を付与する
- 任意:CRM 以外のデータソースへの接続
Agentforce Coworker は、Salesforce の CRM データとあらかじめ接続された状態になっています。さらに外部のデータを検索対象に加えたい場合は、Data 360 を介して簡単に拡張可能です。
設定の詳細は「Salesforceブログ | 【Agentforce Coworker の始め方】「使ってみたい」を「明日から使える」に変えるセットアップとライセンス完全ガイドをご確認ください。
クレジット消費に関して
Agentforce Coworker を使用する際の課金体系は、ライセンスの契約内容に応じて「無制限(Flex Credit 非消費)」と「従量制(Flex Credit 消費)」の 2 つがあります。
- Agentforce for Sales / Service や Agentforce 1 Edition などの定額ライセンスをご契約しているお客様
- Agentforce と Data 360 クエリを無制限で定額利用
- 検索及び回答生成にクレジットは消費しませんが、Data 360 におけるデータ接続や検索インデックスの作成などの処理を行うとクレジット消費が発生します。
※対象ライセンスのご契約のみでは、Unmetered 利用は開始されません。実際に利用を有効化するには、対象ユーザーへの[Unmetered User Based AI permission] の割り当てが必要です。
※上記権限が付与されていない場合、Flex クレジットを消費します。
- Flex Credit をご契約いただいているお客様
- Agentforce と Data 360 クエリの使用量に応じて課金
- 検索及び回答生成でクレジットが消費されます。また、Data 360 におけるデータ接続や検索インデックスの作成などの処理を行うとクレジット消費が発生します。
詳細は「Developers サイト | Agentforce Coworker の請求に関する考慮事項」をご確認下さい。
また、機能のご利用前にクレジット消費の監視アラートを設定することを推奨しています。「サクセスナビ | Digital Wallet の活用」をご確認下さい。
考慮事項
- Agentforce Coworker では、デフォルトで Salesforce CRM データが自動で検索対象に追加されます。
- Salesforce CRM データに対しては、 既存アクセス制御(組織の共有設定・プロファイル・権限セット・共有ルール等)に従って動作します。現時点、Coworker の回答生成に使用するデータの検索対象を制限する機能は提供しておらず、今後提供予定です。
- Data 360 のオブジェクトデータは、Agentforce Coworker のデータソース設定の有無に関わらず、ユーザーに対象データへの参照権限があればすべて検索対象となります。デフォルトでは、Data 360 データにアクセス可能な全ユーザーに対して、すべてのオブジェクトデータが閲覧可能な状態([すべて許可ポリシー]が適用された状態)となっています。ユーザーごとのアクセス制御や適切なデータ制御が必要な場合は、データガバナンスポリシーの設定を行ってください。
- Agentforce Coworker を有効化すると、権限を持つユーザーが [グローバル検索バー] から検索を実行する度に、Agentforce Coworker がバックエンドで動作します。そのため、使用しない場合は、ユーザーから権限セットグループを削除してください。
まとめ
Agentforce Coworker は、社内のデータやナレッジを AI が横断して解釈し、業務に必要な情報を提示してくれます。単なる検索ツールから「対話しながら次のアクションを決めるツール」へ移行することで、日々の CRM 操作や情報収集の負担を大幅に削減できます。
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公開日 : 2026.08.24
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